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靴屋の福袋の哀愁

こんばんは。
明日から仕事始めです。考えると少し憂鬱です。
でも行く所がないというのも多分不安になっちゃうので、早く日常に戻りたい気持ちもあったりします。

「少年アヤちゃん傷心日記」の感想を頭の中で少しずつ整理しています。
印象に残ったエピソードとして、靴屋さんの福袋の話がありました。
お正月、小さな靴屋さんが福袋を作って、家族総出で店頭に並べてお客さんを待つ。
そこは賑やかな町の一角で、人通りもすごく多い。
でも夕方になっても福袋は一つも売れない。お店の人は悲しそうにそれを片付ける。
それをどこかから見ているエピソード。
私は著者であるアヤさんがそれを見ていて、書き残してくれて良かったなって思いました。
そうじゃなきゃ靴屋さん、あまりに悲しすぎる。考えると胸が痛い。

きっと、似たような話は全国各地に沢山あって。
頑張っているから、喜んだ顔が見たいからっていう善意だけで解決できないことなんだよね。
ものすごく良いものが入っていて、ものすごく安かったりしたら飛ぶように売れる筈。
そうじゃないから売れない。それは理由の全てじゃないけど、間違いなく事実でもある。
でも、それがとても悲しいと思う自分もいました。
頑張った人が、善意の人が、満たされて欲しいと思ってしまう。
そのエピソードが悲しいのは何となく自分の創作をそれに重ねたからかもしれません。
頑張ったら頑張った分だけ小説が上手くなれたら良いのに。
努力と結果は釣り合わない。
そしてきっと、本当にすごい人に比べて、言うほど努力もしていないんだろうな。

今日たまたま嫉妬に関する呟きを目にしてしまったわけなのですが。
何だかすごく悲しくなって、またぞろ落ち込んでしまいました。
自分、こんな風に思われてるのかなーとか、本当に色々と苦しくなってしまいまして。
私を指したわけじゃないけれど、こう見る人もきっといるんだろうな、みたいな。
自分は決死の思いで嫉妬に関してこのブログで吐き出したけど、やっぱり間違いだったのかな。
正直に書いても結局人望を失くしただけで、何一つとして意味なかった。
そんなところまで思考が傾き、ただいま軌道修正中です。

まあ、こんな感じで色々と我に帰らされる一冊です。
なので「少年アヤちゃん傷心日記」は元気いっぱいのときに読んで下さい。
本自体はめっちゃ面白いです。コンプレックスとの泥仕合の記録。
でも、何となく勇気をもらえます。
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あけましておめでとうございます

こんばんは。そして明けましておめでとうございます。
あっという間にお正月休みが過ぎてゆきます。
今日は箱根駅伝を見損ねました。つい、初売りに誘われて着いていきました。
1時間半後に会おうね、と妹と分かれて私が最初に入った場所はフードコートのバーガーキング。
そこでアボカドバーガーを食べて、窓から見える煙突の白い煙を眺めていました。
何しにきたんだろうっていう気持ちより、ハンバーガー美味しいなーっていうのが勝りました。
お腹空いていたんだよね。朝早いし、渋滞していたし、ご飯食べていなかったから。
合流したとき、妹はお洋服を沢山持っていて、私はポテト臭くなっていました。
「満足した」と言うと、「そんなんで満足しないでよ!」と言われました。ウフフ。

ちなみに本日の収穫は三割引きのクッション1個と2016年の手帳(アプリコットレザー表紙)
ものすごく可愛いバースデーカードを一枚(いつか誰かに贈るため)
そして少年アヤ著「少年アヤちゃん傷心日記」とピアノの森最終巻です。
ピアノの森は言わずもがな、少年アヤちゃん~は予想より遥かに面白くて、一気に読んでしまいました。
そのうち感想を書けたら書きたいです。

2日にまたひとつ、年を取りました。
そのことに関して少し考えたことを追記に書きます。

※コメントにお返事をしました。お心辺りの方はコメント欄をご確認ください

2015年もお世話になりました

こんばんは。
今年もあと十数分で終わってしまうのですね。
そう考えると、時間というものは本当に有限なんだなとヒシヒシ感じます。
滑り込みアウトな感じでいっぱいですが、今年を振り返ってみたり。

まず今年書いた作品リストなど

・「六畳一間のミナト様」
・「コットンキャンディ・ブラザーシープ」※オフライン・頒布終了
・「ムーンライト・パヤパヤ」※オフライン・頒布終了
・「シュナイゼル・サンスクリッドの備忘録」

今年は、すっごく少ないです。完成させられた作品が。
でも自分なりに今年はものすごく悩んで悩んで悩みまくった一年だったので。
その中で生まれたこれらの作品にも、いつか意味が生まれるんじゃないかな。
そんな風に思います。

創作関係でのビッグニュースといえば、やはり雪舟えま先生にお会いしたことかな。
あの西荻窪の夜はきっと一生忘れないと思います。
あとは、オフライン一次創作で初めてイベントに参加したこと。
本を作って売ったこと。
そうすることで失ったもの、気づいたことが沢山ありました。
そこで拾った色々なものを来年の糧にしていけたらと思います。

去年の私は、マイペースにのんびり絵も小説も書いてゆきたい、と書いていました。
今年は、とりあえず以下の3つを目標にします。

・短歌会に入って短歌を投稿する
・1年で通算20万字以上書く
・何かしらの賞に挑戦してみる

来年は、「地を這う獣に、翼はいらぬ」を完成させます。
今年一年ありがとうございました。また、2016年もご縁があったら嬉しいです。

座木 春

危険なつがい

「桜前線開架宣言」を半分くらいまで読み進めました。
笹井宏之さんの項で「故人・二十六歳で夭折」の文字を読んだとき、胸がすーんとなりました。
こんなに素晴らしい才能がある人も、ある日いなくなってしまうんだ。
この世界って平等だなっていう、絶対的な寂しさを感じてしまったんだと思います。

歌集で読んだ中に「危険なつがい」という言葉があって。
いつか、そんな小説を書けたらいいなって思いました。
危険な二人、危険なつがい。ボニーとクライドみたいな二人でも良い。
でも、何かもっと静かに危険な二人がいいな。
ちなみに私が「危険なつがい」で一番最初に連想したのは「ジョゼと虎と魚たち」でした。

こんな時期なので、来年の占いをちょっとだけ見ています。
やぎ座、ある本でとてもワクワクするようなことが書いてありました。
来年も頑張って作品を書こう。そう思います。

ちなみに「屋根のない場所」は没作品になりそうです。
一晩経って読んでみたら、あんまり面白くないなって思いました。
でも、そこに書いたアレコレは絶対にいつか書きたいと思っていたものだったので。
いつかどこかの作品でリベンジできたらいいなと思います。
自分の書いた作品を、書いているときは最高に面白いと思うのに、ひと晩立つとつまらなくなる。
これって何なんだろう。王子様もいないのに、毎晩シンデレラにされるなんて理不尽ですね。

傷は触れるようになる

こんばんは。
お友達に薦められて「ワンパンマン」を全話見ました。
何なんだ…ジェノス君が最高に可愛い鬼サイボーグというかお嫁サイボーグじゃないですか。
ロボ萌え歴×年の私には大変に美味しい萌えでした。
ちなみに私のロボ萌え発症のきっかけは「GS美神極楽大作戦」のマリアです。

そういえば、短歌アンソロジー「桜前線開架宣言」を無事に入手できました。
雪舟えまさん、笹井宏之さんだけではなく、兵庫ユカさんまで入っているという!!!!!
昨日から舐めるように堪能しています。
ああ、どうして今までの人生でずっと短歌に触れずにきてしまったんだろう。
勿体無かった。本当に勿体無かったなって思います。
でも、多分今日までの自分の生き方が、短歌を美しいと思う心を作ってきたのだとも思うから。
何だろう、多分人生って出会いも別れも必要なときに訪れるんだろうなって感じます。
全ては縁ですね。本当に。何だかとても宇宙的だな。

最近、全くの偶然で昔、あまり良い別れ方をしなかった人と再会をしました。
私の中で、その人はずっと長い間、対人関係の大きな自分の失敗として深く刺さっていて。
その人が大好きだった時期もあるだけに、いつまでも触れない傷のようなものでした。
時間という絆創膏を貼りつけて、その人の目に映らないよう存在を消していたけれど。
何だろう、いざ絆創膏を剥がしてみると傷はいつの間にか消えていて。
あーこういうことなんだなって、ひどく納得してしまいました。
こうして、人間は立ち直っていくんだな。
恐々でも良い、自分の目で傷が消えたことを確認して、初めて折り合いが付けられる。
触っても痛くない、というのは自分の手で触ってみないといけないんだなって。

今年も色々なことがありました。
後悔はしていないけれど、自分で駄目にしてしまったご縁も沢山あります。
それは相手の中で嫌な匂いを出す傷になっているかもしれなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
好きな人を自分勝手な理由で傷つけることは、どんな理由があっても人でなしだと思っています。
今はまだ何も起こらないけれど、いつかきっとそう遠くない内に自分に返ってくるんだろうな。
「他人は自分の鏡」というのが私の信条です。
だから、その時がきたらキッチリ傷つく覚悟でいます。

超関係ない話ですが、「屋根のない場所」という短編を書きました。
エロはないです。喫煙所の話です。
思いついたら、ものすごい勢いでバーッと書けました。どうしたの、私。明日死ぬのかな。
まだ草稿なので、推敲したら年内に載せます。多分。ホモです。