感想を書くこと&最近読んだ本の話
こんばんは。最近、仕事が忙しくて少しキリキリしています。
余裕がなくなると本当に毎日、チベットスナギツネみたいな顔になってしまって。
いけないなって思っています。笑わねば!でも、何で???
悲しいとき、悲しい顔をしてはいけないって思い始めたのはいつからなのか。
大人になればなるほど、泣いたり怒ったりが下手になります。
たまには、山のてっぺんから「馬鹿野郎」とか「愛してる」とか叫びたいな。
最近、主にウェブ小説や個人誌の感想について考えていました。
それというのも、先週同人イベントに久々に一般参加しまして。
そこで十年くらい大好きな作家さんのご本を買って、それがまた素晴らしくてね。
感想を言いたい!でもメールって迷惑じゃないかしらとか、ちょっと悩んでしまったのでした。
(でも多分メールじゃないと文字数が足りないのでメールで送るつもりですが)
私は、多分作品の質や内容の割に、感想をもらっている方だと思うのですが。
実は一番嬉しいのは拍手かメールだったりします。
それというのも、人目につくところで褒められると、申し訳なさが勝ってしまうんですよね。
あと「見て!こんなこと言われたよ!」って自慢したくて堪らないのを抑えるのが辛い。
いや、自慢しても良いのかもしれないけれど…うーん。
好意で寄せてくれた言葉を、私の見栄や承認欲求で穢すような気がしてしまうのかも。
ストイックでもないくせに妙な所で我慢しているとか、我ながら格好悪いですね。苦笑
追記にて最近読んだ本の話など。
最近読んだのは以下の2冊です。
・「やわらかなレタス」江國香織著
…食べ物に関するエッセイ集です。「やわらかなレタス」はピーターラビットより。
食べ物と、それにまつわる小さな物語がつづられています。
小説「アレンテージョ」の元ネタになったのかな?という旅の食事の話もあります。
細やかに書かれる思い出と食べ物、予感と感情に痺れます。
まるで、様々な果物が鈴なりに実る美しい一本の木のような本です。
個人的に、薔薇の木の話と、さすらいのウェイター、バーの話が好きです。
・「奇聞・よだかの星」八束&はるの共著 ※同人誌です
…二人の作家による宮沢賢治著「よだかの星」へのオマージュ小説を収録した一冊。
「Happy Togather」と「その青が見たかった」という2編が入っています。
「Happy Togather」は冬の田舎町へ旅する主人公と、旅先で出会う男の人の話です。
ネタバレになってしまいそうなので内容は割愛します。
何だろう、大人の童話というか、ロードムービー的な小説でした。
田舎の閉塞感と、主人公の抱える閉塞感がとても美しく同期されている物語。
最後のシーンは過去なのかな、それとも未来なのかな。
どちらとも取れるし、あるいは両方なのかもしれない。
再生の物語なのか、帰還の物語なのか…どちらも不正解なのかなあ…うむむ。
「その青が見たかった」は「Happy Togather」とは対照的に子供の世界の物語です。
キラキラと、水際の光のような明るさが全編に渡って満ち溢れていて。
けれどその光の眩しさがどことなく冷酷な気がする。そんな物語です。
絵が好きで、けれどあるきっかけで完成させられない主人公の少年・燐。
瞳に鳥を隠す抑圧された同級生・小夜鳴の瞳の世界に落ちたことで、彼は新たな翼を得ます。
幻想的な世界観と、そこに散りばめられた感情の飛沫にハッとさせられる作品でした。
きっと作者さんはこういう世界が大好きなんだろうな…私も好きだ!
余裕がなくなると本当に毎日、チベットスナギツネみたいな顔になってしまって。
いけないなって思っています。笑わねば!でも、何で???
悲しいとき、悲しい顔をしてはいけないって思い始めたのはいつからなのか。
大人になればなるほど、泣いたり怒ったりが下手になります。
たまには、山のてっぺんから「馬鹿野郎」とか「愛してる」とか叫びたいな。
最近、主にウェブ小説や個人誌の感想について考えていました。
それというのも、先週同人イベントに久々に一般参加しまして。
そこで十年くらい大好きな作家さんのご本を買って、それがまた素晴らしくてね。
感想を言いたい!でもメールって迷惑じゃないかしらとか、ちょっと悩んでしまったのでした。
(でも多分メールじゃないと文字数が足りないのでメールで送るつもりですが)
私は、多分作品の質や内容の割に、感想をもらっている方だと思うのですが。
実は一番嬉しいのは拍手かメールだったりします。
それというのも、人目につくところで褒められると、申し訳なさが勝ってしまうんですよね。
あと「見て!こんなこと言われたよ!」って自慢したくて堪らないのを抑えるのが辛い。
いや、自慢しても良いのかもしれないけれど…うーん。
好意で寄せてくれた言葉を、私の見栄や承認欲求で穢すような気がしてしまうのかも。
ストイックでもないくせに妙な所で我慢しているとか、我ながら格好悪いですね。苦笑
追記にて最近読んだ本の話など。
最近読んだのは以下の2冊です。
・「やわらかなレタス」江國香織著
…食べ物に関するエッセイ集です。「やわらかなレタス」はピーターラビットより。
食べ物と、それにまつわる小さな物語がつづられています。
小説「アレンテージョ」の元ネタになったのかな?という旅の食事の話もあります。
細やかに書かれる思い出と食べ物、予感と感情に痺れます。
まるで、様々な果物が鈴なりに実る美しい一本の木のような本です。
個人的に、薔薇の木の話と、さすらいのウェイター、バーの話が好きです。
・「奇聞・よだかの星」八束&はるの共著 ※同人誌です
…二人の作家による宮沢賢治著「よだかの星」へのオマージュ小説を収録した一冊。
「Happy Togather」と「その青が見たかった」という2編が入っています。
「Happy Togather」は冬の田舎町へ旅する主人公と、旅先で出会う男の人の話です。
ネタバレになってしまいそうなので内容は割愛します。
何だろう、大人の童話というか、ロードムービー的な小説でした。
田舎の閉塞感と、主人公の抱える閉塞感がとても美しく同期されている物語。
最後のシーンは過去なのかな、それとも未来なのかな。
どちらとも取れるし、あるいは両方なのかもしれない。
再生の物語なのか、帰還の物語なのか…どちらも不正解なのかなあ…うむむ。
「その青が見たかった」は「Happy Togather」とは対照的に子供の世界の物語です。
キラキラと、水際の光のような明るさが全編に渡って満ち溢れていて。
けれどその光の眩しさがどことなく冷酷な気がする。そんな物語です。
絵が好きで、けれどあるきっかけで完成させられない主人公の少年・燐。
瞳に鳥を隠す抑圧された同級生・小夜鳴の瞳の世界に落ちたことで、彼は新たな翼を得ます。
幻想的な世界観と、そこに散りばめられた感情の飛沫にハッとさせられる作品でした。
きっと作者さんはこういう世界が大好きなんだろうな…私も好きだ!
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プロフィール
HN:
座木春/クラキハル
性別:
女性
自己紹介:
納豆の国在住
ノーラスク、ノーライフ!ラスク愛です
のんびり素人小説書き
作品はBL、ホラーときどきSF
書きたいものを書き散らしています
高橋葉介作品とピアノの森が大好き
静かに暮らす田舎のネズミです
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