脱稿&最近読んだ本
こんばんは。
無事に昨日、脱稿しました。我ながら頑張って書いたと思います。
寄稿先のアンソロがあまりに素敵な方が勢ぞろいで、今から大分緊張してます。
私だけ浮いたりしないかな…いや、まあ確実に浮くような気はするけど。
でも今の私が私なりに書ける十四歳を書きました。
少し重たい部分もあるけれど、手に取った方に少しでも楽しんでもらえたらと思います。
そして庭40の個人誌新刊「鱗ヶ淵」の事前予約もつい先ほど終了しました。
日付が変わる前にお申込みいただいた方の分は、確実に確保させていただきます。
ツイッターで反応いただいた分にはすでにお返事をいたしました。
29日以降、メールでお申込みいただいた方には今からお返事をいたします。
いつも、三歩進んで二歩下がるようなポガティブなメンタルで生きていますが、脱稿直後は特に酷いですね!
やばいこれ面白いんじゃない?からの駄目だウワアアアアアア!の夢幻ループ。
小説を書く人は一体どこから、自分の作品に自信が持てるようになるんだろう???
少なくとも私は一次創作三年目で、いまだ天国と地獄の間でシャトルランしている感じです。
シャトルラン、そう、まさにアレだ。でも走り続けるしかないんだな、きっと。
追記にて最近読んだ本の話など。
・「華竜の宮」上田早由里著
…「火星ダークバラード」が大好きで、おそらく著者最長のSF巨編に挑みました。
もう、何だろう、読み終わるのが勿体無かったです。
地殻変動で陸地の多くが消失し、遺伝子操作で海上生活に適した人類を作り出した未来。
そこで繰り広げられてゆく生存をかけた人間たちの戦いの物語です。
名門に生まれながら、常に現場で人々を救う痛覚にトラウマのある外交官・青澄。
海上民でありつつも、その能力を超えた肉体を持つ謎のオサ、ツキソメ。
ほんの些細な問題を機に交流を持った彼ら二人は、その後それぞれのフィールドで世界を守るために戦います。
魚舟と呼ばれる生物や、生体アシスタントの設定も面白い!
物語の最後で、青澄のアシスタント・マキの言葉が重いです。
「彼らは十分に生きた。それで十分じゃないか」
それは、マキというA.Iが青澄から学んだ、人類共通の希望なのかもしれないなーなんて。
そんな風に思う物語でした。SF好きなら必読です。真面目に。
・「マリア―ジュ・マリア―ジュ」金原ひとみ著
…「蛇にピアス」以降、あまり食指が動かず読んでいなかった作家なのですが、機会があって読んでみました。
何だろう、蛇にピアスを読んだときには自分が若くて幼いので、理解できないのかと思ったけれど、そうでもないような気がしてきました。
特に「試着室」と「青山」はザラザラとした嫌悪感というか、登場人物が不快でした。
そういう意図で書かれたのだとしたら、これはすごい作品なんだろうなあ。
「仮装」は割と好きでした。あと「婚前」と「献身」も。
多分「試着室」と「青山」は後出しにされた設定が、終盤いきなりぶち込まれても咀嚼出来ない感じなのかもしれません。
金原作品を読んで思うのは、私は多分、愛情に対して猜疑心や嘲笑を感じる作品をあまり好きにはなれないようです。
私はやっぱり、人間を好きな人が好きだ。そう気づかされた本でした。
無事に昨日、脱稿しました。我ながら頑張って書いたと思います。
寄稿先のアンソロがあまりに素敵な方が勢ぞろいで、今から大分緊張してます。
私だけ浮いたりしないかな…いや、まあ確実に浮くような気はするけど。
でも今の私が私なりに書ける十四歳を書きました。
少し重たい部分もあるけれど、手に取った方に少しでも楽しんでもらえたらと思います。
そして庭40の個人誌新刊「鱗ヶ淵」の事前予約もつい先ほど終了しました。
日付が変わる前にお申込みいただいた方の分は、確実に確保させていただきます。
ツイッターで反応いただいた分にはすでにお返事をいたしました。
29日以降、メールでお申込みいただいた方には今からお返事をいたします。
いつも、三歩進んで二歩下がるようなポガティブなメンタルで生きていますが、脱稿直後は特に酷いですね!
やばいこれ面白いんじゃない?からの駄目だウワアアアアアア!の夢幻ループ。
小説を書く人は一体どこから、自分の作品に自信が持てるようになるんだろう???
少なくとも私は一次創作三年目で、いまだ天国と地獄の間でシャトルランしている感じです。
シャトルラン、そう、まさにアレだ。でも走り続けるしかないんだな、きっと。
追記にて最近読んだ本の話など。
・「華竜の宮」上田早由里著
…「火星ダークバラード」が大好きで、おそらく著者最長のSF巨編に挑みました。
もう、何だろう、読み終わるのが勿体無かったです。
地殻変動で陸地の多くが消失し、遺伝子操作で海上生活に適した人類を作り出した未来。
そこで繰り広げられてゆく生存をかけた人間たちの戦いの物語です。
名門に生まれながら、常に現場で人々を救う痛覚にトラウマのある外交官・青澄。
海上民でありつつも、その能力を超えた肉体を持つ謎のオサ、ツキソメ。
ほんの些細な問題を機に交流を持った彼ら二人は、その後それぞれのフィールドで世界を守るために戦います。
魚舟と呼ばれる生物や、生体アシスタントの設定も面白い!
物語の最後で、青澄のアシスタント・マキの言葉が重いです。
「彼らは十分に生きた。それで十分じゃないか」
それは、マキというA.Iが青澄から学んだ、人類共通の希望なのかもしれないなーなんて。
そんな風に思う物語でした。SF好きなら必読です。真面目に。
・「マリア―ジュ・マリア―ジュ」金原ひとみ著
…「蛇にピアス」以降、あまり食指が動かず読んでいなかった作家なのですが、機会があって読んでみました。
何だろう、蛇にピアスを読んだときには自分が若くて幼いので、理解できないのかと思ったけれど、そうでもないような気がしてきました。
特に「試着室」と「青山」はザラザラとした嫌悪感というか、登場人物が不快でした。
そういう意図で書かれたのだとしたら、これはすごい作品なんだろうなあ。
「仮装」は割と好きでした。あと「婚前」と「献身」も。
多分「試着室」と「青山」は後出しにされた設定が、終盤いきなりぶち込まれても咀嚼出来ない感じなのかもしれません。
金原作品を読んで思うのは、私は多分、愛情に対して猜疑心や嘲笑を感じる作品をあまり好きにはなれないようです。
私はやっぱり、人間を好きな人が好きだ。そう気づかされた本でした。
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プロフィール
HN:
座木春/クラキハル
性別:
女性
自己紹介:
納豆の国在住
ノーラスク、ノーライフ!ラスク愛です
のんびり素人小説書き
作品はBL、ホラーときどきSF
書きたいものを書き散らしています
高橋葉介作品とピアノの森が大好き
静かに暮らす田舎のネズミです
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