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非公開のこと&最近読んだ本の話

お久しぶりです。少し間が空きました。
最近、不意打ちで仕事がババーンと来て、日曜日に会社にいたり割と忙しめです。
忙しいと気持ちに余裕がなくなるのか、小説を書いても書いても「面白くないな」っていうのが続いていて。
ちょっと書くのが苦しいなと思うことが無きにしも非ず。
でも止めたら止めたで不安になるし、書きたくなるのでしばらくは駄目でも書こうと思っています。
書かぬ後悔より書く後悔!書いた後に駄目なら没にすればよい!

そういえば、小説家になろう&ムーンライトノベルスに掲載していた作品を全て一旦下げました。
別に書くのを止めるとか、退会するとかそういうつもりでは全くなくて。
何となく「もう十分読まれただろう」みたいな感じです。この感覚すごく不思議なのですが。
自分の作品は、もう読んで欲しい人のところには全部いったんじゃないかなって。
あと、貰えるだけの感想や反応はきっと貰い尽くしたかなと。そんな風に思ったので取り下げました。
また新しく(納得できるような)作品を書いたら載せたいなと思っています。蟹とか。

ここのところずっと感想とか反応に関してグルグル悩むことが続いて。
それに対して自分が自分なりに辿り着いたのが、その感覚なのかなって思ったりしています。
然るべきところには届いている。そう思うと、少しだけ気持ちが楽になるなって。
そんな感じで、最近はインプットもかねて読書と映画をモリモリ貪っています。
先日は「シビル・ウォー」と「ズートピア」を観てきました。
個人的にはスノーホワイトの続編と、あとデッドプールを観たいです。

そういう訳で追記で最近読んだ本の話なぞ。

・「霊応ゲーム」パトリック・レドモンド著
…某所で話題になっており、気になって読んでみた一冊。
これ、最後の結論としてはオカルトオチってことなんでしょうか。本当に何かいたのかな。
その辺りがちょっとよく分からなかったのですが、ストーリーはすごくスリリングで面白かったです。
苛められっこのジョナサンと孤高の狼みたいな同級生、リチャード。
二人が親しくなる毎に、周りにどんどん不可解な死が降りかかるというサスペンス。
リチャードがどんどんぶっ壊れてゆくのがとにかく怖いです。

・「アイの物語」山本弘著
…SF短編集。アイビスというアンドロイドが語る、人類と人工知能の物語を集めた一冊です。
個人的には「宇宙を僕の手の平に」が好き。あと「詩音が来た日」も。
特に「詩音が来た日」で人工知能である詩音が語る人工知能の価値観が衝撃。
「私たちは争いたくない。だから人間になりたくない」
今まで、A.Iは自我を確立すると「人間になりたい」と思うっていうのが一般的だと思うのですが。
でも詩音はそうじゃない。彼女は「愛」を学び、それ故に人間になりたくないと思う訳です。
アイビスが語る「理解しなくていい。ただ受け入れて」という言葉が印象的でした。
これはアンドロイド萌えの方には是非読んで欲しい一冊です!

・「魚舟・獣舟」上田早百合著
…短編集。初期の作品が多くので、著者のその後の長編シリーズの原型のような作品が沢山あります。
個人的には「くさびらの道」が好きでした。
あと、最近「火星ダークバラード」の文庫改訂版を再読したので、「小鳥の墓」が良かった。
ダークバラードでは単なるサイコ殺人鬼でしかないジョエル・瀧の過去の物語。
彼なりに、彼になるまでの物語があるんだなと改めて感じました。
あともしかしなくてもあの人のことかな?っていうエピソードもあったりなかったり。

・「拝み屋瞳心・花嫁の家」郷内瞳心著
…前から気になっていた著者なので、夏だしホラーだし!と購入。
「母様の家」と「花嫁の家」の連作二編が入っています。
オカルトものですが、ハッキリいってすっきりと解決はしません。
むしろ、全然何にも解決してないんじゃないだろうかって感じのエンディングだったり。
でも実際、超常現象ってそういうものなのかもしれないなーって思いました。
人知を超えた世界を味わうってこういう感じなのかもしれない。
あと生きている人間が一番怖いんだなって感じです。そういうのお好きな人は是非!

・「黄金の王・白銀の王」沢村薫著
…すっごく好きなタイプのファンタジーでした!!!!!!
これは面白かった。本当に面白かったです。
旺夏と鳳穐という二つの血族が血で血を洗う争いをくり返している島国、翠。
現在国を治めている若き王・櫓(ひづち)は、密かに旺夏の長・薫衣(くのえ)と密約を交わす。
二人で血族間の争いを立ち、ともに翠を良い国にするために。

とにかく、薫衣が不憫です。名を奪われ、表向きは敵に膝を折った腰抜けだと蔑まれるのです。
でもその真意は「この先のこの国のため、自分のことは櫓が分かってくれればいい」というもので。
信念が薫衣を強くし、そんな彼に人が惹かれてゆく過程がとにかく胸を打ちます。
あと個人的に彼の妻であり櫓の妹・稲積(にお)が好き!
薫衣も稲積も、お互いが敵であることを気にして連れ添ううちに好きになっているのに言わないのです。
で、思いが通じた後の薫衣が「もし~」の話を櫓とするとき、「稲積は俺の嫁!」発言するところがね!
くー何だよお前ら!!!!!!ってなりました。
それだけに最後が…でも、本当に素晴らしいストーリーでした。一読の価値あり!!!!
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