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新年のご挨拶

こんにちは。
喪中につき新年のご挨拶は控えさせていただきますが、2017年明けましたねー!
今年は沢山作品を書いて、本にして、色々なことにチャレンジしたい気持ちでいます。
どうぞ、本年もよろしくお願いいたします(≧∀≦*)

元日は初詣の代わりに地元の海に行ってきました。
何にもない田舎町だけど海は本当に綺麗で、プラプラ散歩しました。
あと、バッティングセンターで打つ&卓球したり、例年より大分アクティブな元日です。
料理の上手な妹が帰ってきているので、この機会に色々一緒にお料理もしたいなーと。
(ちなみにレモンピール作りは失敗しました。べっこう飴になった。なぜ?????)

今年の活動目標、みたいなものは正直あまり決めていないのですが。
ただ、2017年の私的スローガンは決めました。
今年のスローガンは「よく知らないものを恐れない」です。
ちなみに去年は「好奇心を我が神とする」でした。中二病か!笑

これは、年末に読んでいたプラトンの「ソクラテスの弁明」に入っているクラトーンの章の会話にとても感銘を受けたというのがありまして。
クラトーンが死刑を宣告されたソクラテスと、魂の不滅に関して問答する章なんですが、そこで「なぜ死を恐れるのか」という会話があるのです。
そこで、ソクラテスが「死が恐ろしいものかどうかなんて誰にも分からない。実は死後の世界は今よりもっと幸せで楽しいものかもしれない。誰も死んだことなんてないのに、よく知りもしないことを恐れている。これは勿体ないことだ」というようなことを言うんですよ。
(私がざっくりまとめただけなので、本当はもっときちんとした台詞でした)
これ、私読んでいてピシャーン!と雷が落ちたような気がしたのです。そうだよ!

よく知りもしないことを恐れたり、嫌うこと、あるんですよね普通に生きていると。
で、多分そこに疑問すら抱かずに色々なことを勝手に決めつけてることあるあるあるよ!と。
でも、それ凄く勿体ないなって。
この辺りに関してはまたもう少し考えたこととかあるので、そのうちにまた書きます。
そういうわけで2017年は偉大すぎる先人に倣って一つ、生きてみようかなと。
すぐに読んでいる本に影響されるマンです。笑

追記にて最近読んだ本の話なぞ。
・橫溝正史著「女王蜂」
…橫溝ミステリーをきちんと読もう!第2弾です。これ、実はドラマ版が大大大っ好きで!
栗山●明さんの智子&ミッチーの多聞、素敵だったなーというのを思い出しつつ読みました。
離島からやってくる美少女、彼女を取り巻く男たちと次々流される彼らの血!
金田一シリーズの魅力の1つは混沌の昭和の清濁を鮮やかに描いているところがあると思うのですけれど、正にこの「女王蜂」はその真骨頂だなと思います。
あと個人的に、これは智子と多聞のロマンティックな恋愛が好き。
薄幸のお嬢様と謎の無頼漢ってロマンしかないやん…ないやん…!!!!!

・御子柴善之著「自分で考える勇気 カント哲学入門」
…哲学関係の分かりやすい本ないかなーと本屋の岩波ジュニアの棚で探していて発見した1冊。
カント哲学は今までに読んだ本にも結構登場してきていたのですけれど、何せ難しくて。
特に「純粋理性批判」とかの話になるとちんぷんかんぷんだったんですよね。
でもこれを読んで、ちょっとだけ、ちょっとだけ分かるところができた感じです。
無論、それは広大な世界のほんの一部の名前が分かった、レベルなんですけど。苦笑
まずカントのいう「批判」がその通りの意味ではなく、「分類」に相当するという説明とか。
その辺からして分かりやすかったです。さすが岩波ジュニア!
中高生向きの本だからこそ、哲学の知識ゼロの私が読んでも大丈夫感が半端ないです。
個人的に、「実践理性批判」の章とか良かったです。
「道徳的に良く生きること」と「幸福に生きること」は異なるものである、とか。
うっすら分かるようで分からないことを、ぴしっと自分の中に刻めた感じ。
自分の心の弱さとか、狡さとか、醜さが怖い人は哲学を読んでみるといいのかなって。
最近特にそう思っています。ちなみに今はアウグスティヌスに挑戦しています。

・文月悠光著「洗礼ダイアリー」
…詩人・文月悠光さんのエッセイ本。
私はこの方の詩が好きで、どんな心の有り様からあんな美しい言葉が出るんだろう、と思い。
そういうのを少しでも知りたい気持ちで読んでみました。
文月さんはご自身を「詩人だけど、ただの人間」みたいに仰っているのですが。
とんでもないです、この本を読むと。
なんて、なんて強くて、真っ正直で、自分や世界をしっかり見つめている人なんだろう。
そんな風に思いました。
普通の人が当たり前に無視しているようなこと、心の動き、揺らぎ、痛み、喜び。
文月さんに限らず、強烈な心揺さぶる言葉を飾ることなく綴る人っていると思うのですが。
(私の中だと、他には雪舟えまさんとか、兵庫ユカさんとか)
そういう方たちの美しさは、戦ってきた人の美しさなんだって改めて思いました。
冬の朝、まっすぐに飛んで行く白い鳥のような1冊。読んで損なしです。

・プラトン著「ソークラテ―スの弁明 クラトーン パイドーン」
…哲学の入門書として、まとめサイトでおすすめされていた1冊。
全3章で、それぞれ死刑宣告を受けたときのソクラテスの弁明、脱獄を薦めに来たクラトーンとの獄中での問答、そして刑執行直前のソクラテスの問答をパイドーンが語るという内容です。
私が特に感銘を受けたのは前述ですが、クラトーンの章。の、死後の世界の話の問答。
内容もさほど難しくなく、むしろ会話メインなのにとても読みやすいです。
ソクラテスって名前くらいしか知らなかったのですが、これ読むと凄い人だったんだなと思う。
哲学にちょっとでも興味ある人には確かにお勧めの1冊でした。
哲学がどんなこと考える学問なのかちょっと分かるような気になれます。
(私は多分、本当のところはさほど内容を理解できていないのだと思う)

・雪舟えま著「凍土二人行黒スープ付き」
…雪舟えまさんの新刊きたあああああああああ!と思い、迷うことなく購入。
今年は沢山新作が読めて、この地球最高だなって思わざるを得ない。
雑誌「早稲田文学」に掲載された三編&書き下ろしを加えた1冊です。
雑誌掲載、私は「シールの素晴らしいアイデア」だけ読んでいてそれも最高だったのですが。
個人的には「とても寒い星で」が1番好きでした。
家の声を聞く「家読み」のシガと、脱走クローンのナガノの関係が愛しくて切ない。
あと、ストーリーの中でクローンたちの暮らしが凄い…惨くて。
でもそこで、シガがナガノを連れて行くか行かないかをとても誠実に悩むところが、ああ、雪舟作品だなあと思いました。
雪舟作品は、私は愛の物語だと思っていて。
でもその愛って、肉の愛ではないんですよね。もっと根本的な、純粋な、いいようもない、あの世界に確かに存在していて、きっと私たちの中にもあるはずの、原始的な優しさなのかなって。
人類の、私たちの、全ての魂を持つ生き物たちの愛の無限性を感じる1冊。
とにかく大好きすぎてエラいこっちゃなんですけど、いつも通り全力でお勧めします最高!

・水原とほる著「愛と贖罪」
…叔父×甥の近親相姦嘆美BLです。水原さんの書くドロドロしたBL大好き。「窓」とか。
突然の事故で両親を亡くした大学生の歩は、母の弟である叔父・直人に引き取られる。
大学教授で容姿端麗、優しく思いやりのある直人は一見すると非の打ち所のない人なのですが。
ある日、歩はそんな直人が男に縛られて嬲られてる姿を見てしまうんですよね。
で、そっから色々といけない世界に引きずり込まれる…という話。
途中までは肉欲の権化みたいな直人がひたすら純粋な歩を滅茶苦茶にしてゆく感じで。
若干胸くそだなと思っていたら、最後の告白で「えええええええええええええ!」みたいな。
そりゃね…そりゃ、やってまうな…ってちょっと思いました。だからって免罪じゃないけど!
あの後、きっと歩が直人を犯すようになるんだろうな…正直そっちの方が見たいです。

・ジョウゼフ・コンラッド著「オルメイヤーの阿房宮」
…オランダが東南アジアに進出し始めた頃の、ボルネオを舞台にした物語です。
運と商才に恵まれず、けれど野心は捨てられないオランダ人・オルメイヤー。
彼の唯一の財産は、絶世の美少女である一人娘・ニーナ。
娘とヨーロッパに行き、白人社会で誰もに賞賛されるような栄光の人生を歩ませたいと願うオルメイヤーは、その野心のために空回り、どんどん周りに利用されてしまう…という感じです。
娘のニーナは父親よりずっと冷静で、マレー人と白人の混血である自分の行く末をよく分かっている感じがまた…うん…って気持ちになる。
東南アジアを舞台にした物語って今まで読んだことあまりなかったので凄く新鮮でした。
個人的に好きなシーンは、ニーナが酋長の息子・デインとカヌーで逢い引きするシーン。
東南アジアの、エキゾチックで美しい自然の描写と、ニーナとデインのお互いへのあふれ出る思いを誠実に不器用に交わして行く感じがとってもロマンティックでした。
あと、最後の方でオルメイヤーがニーナと別れるところがあるんですけど、そのときのニーナとのやり取りもじーんとしました。

・森淳一著「ランドリー」
…同盟の映画のノベライズ本。映画が大好きなので読んでみました。ストーリーは割愛。
映画のノベライズって割と明暗分かれるところがあると思うのですけれど。
これは凄く良かったなって個人的には思います。
映画の中で大好きなシーンがきちんと書かれていたし、あと映画本編で語られなかったことも割と色々補足されていて、特にテルの両親の話とか、彼の昔の同級生とか。
そういう要素が補完できて、映画とは違う部分もしっかり楽しめました。
この本を読んだ動機の1つに「映像を文章にするとき、どんなところを書くべきか」を知りたかったというのがあるのですけれど。
ちょっと、個人的に掴めたような気がします。あとはそれを実践できるか…だ…ぞ…泡

2016年は滑り込みでどうにか100冊、達成しました!
今年はそれより1冊でも多く、面白いものを読みたいです。好奇心は依然として我が神!
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