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創作アドベント企画に参加しました&最近読んだ本の話

お久しぶりです。少し間が空きました。
あっという間にもう年末ですね。クリスマスがもう時の彼方です。
イブは友人と地元のプラネタリウムの特別プログラムへ行きました。
小さな町なのでプラネタリウムもこぢんまりとしたものなのですけれど。
当日は、親子連れやカップル、お一人様でいつになく大盛況で。
こんなに沢山の人が今夜、一緒に星を見ているんだなと思うと神聖な気持ちになりました。
イブに一緒に遊んでくれた友人にも大感謝です。毎年ケーキ食べるくらいなので。笑
こういうとき、一緒に星を見られる友人を得たことが今年一番の収穫かもしれません。

小説ではありませんが、ちょっとしたお知らせです。
ウォンバットやしろ様主催の「創作アドベントカレンダー企画」に寄稿させていただきました。
今年の創作活動を振り返る、といったテーマでごく短いですが書かせていただきました。
こっそりエッセイを目指してみたのですが、どうかな…かっこつけ過ぎでは?と思いつつ。
でも、素直に誠実に自分の気持ちや考えを綴ってみたつもりです。
もし良ければ、読んでいただけたら嬉しいです。

「創作とあなた」を振り返ろう Advent Calendar 2016
…主催:ウォンバットやしろ様



「西荻窪の夢見る夜から、今年一番長い夜まで」※私の記事です
http://privatter.net/p/2044191

私は自分のことを書くのが割と苦手で、言葉にいつも過不足が出てしまいます。
去年の今頃、大分荒っぽい言葉で書き殴ってしまった気持ちを、今ならちゃんと言えるかなと。
そんな気持ちで文字通り「振り返る」ために書きました。
迷いや負の感情を書くことは、自己嫌悪の入り口だけど、同時に伸びしろを見つめ直すことにもなるんだなとようやく最近気づいた感じです。
私にとって宝物のような記憶についても沢山書きました。

直に感想をくださったのは主催のうぉんさんだけなのですが。苦笑
数人の方が引用RTでそれぞれのお言葉を寄せて下さって、とてもとても嬉しかったです。
また機会があったらエッセイ的な文章に挑戦してみたいです。

追記にて最近読んだ本の話など。

・橫溝正史著「本陣殺人事件」
…ちゃんと橫溝作品を読んでみよう!と読み始めた1冊。
「車井戸はなぜ軋む」が一番続きが気になったかもしれません。
表題作はタイトルのインパクトが凄いなって思います。本陣殺人事件。強い!
「黒猫亭殺人事件」はヤンデレな某さんがとても…ホラーでした。

・菊池良生著「戦うハプスブルク家」
…ハプスブルク家の、いわゆる30年戦争の歴史について書かれた1冊です。
狂信者フェルディナント2世、スウェーデン王グスタフ・アドルフ。
そして「三銃士」でも有名なフランス枢機卿リシュリュー。
とにかく華麗な登場人物たちによるドラマティックな一大叙情詩って感じです。
皮肉だな、と思ったのは、戦争のきっかけは帝国主義の拡大だったというのに、結果的にそれがきっかけで各国に民族主義的思想が生まれ、帝国が崩壊するきっかけになったということ。
読み応え抜群です。読んで損なし!同著者の「ハプスブルク家」も読んでみようと思います。

・山藍紫姫子著「花鬼」
…「花夜叉」の続編あったのかー!と読んでみた1冊。
昔はこの手の嘆美小説の陵辱&調教描写すごく苦手で読むの辛かったはずなのに。
今は全然平気むしろ大好物っていうのが不思議です。笑
美しい兄と弟のあれこれ&倒錯的な父子相姦と、正に嘆美前回の愛憎劇なのですけれど。
「花夜叉」の最後に比べると読後感は良いと思います。
あと私は真紀さんが気になる…真紀さんの話、探せばあるかな…?

・徳井淑子著「色で読む中世ヨーロッパ」
…中世ヨーロッパにおける、主に衣服の色に関して論じた1冊です。
赤、青、緑、黄色、そして黒のそれぞれの意味と、それが果たした役割などが分かりやすく書かれています。
面白いなと思ったのは、縞模様や左右非対称の服の話。
色を沢山使う=卑しいというのは、カトリックの清貧思想からきているとかね。
あと、色の意味するところの変化が、感情に対する変化に伴うところとか面白かったです。
昔、黒が忌み嫌われていたのは、中世初期には悲しみの感情=悪と考えられていたからだとか。
その後、悲しむこと=美徳と思想が変化するにつれ、黒の人気が高まっていったとか。
未知なる感覚、未知なる思考の旅を楽しめる1冊です。とってもおすすめ!

・長野まゆみ著「お菓子手帳」
…著者の少女時代からデビュー作「少年アリス」を執筆するまでを綴ったエッセイ。
メインは無論、時代ごとのお菓子なんですが、細やかに描かれる著者の日常が愛おしいです。
今もあるもの、今はもうないもの、通り過ぎてゆくものたちを慈しむような1冊です。

・山内昌之著「嫉妬の世界史」
…古今東西の「嫉妬」をテーマに書かれた1冊。
古くはカエサル、近代ではスターリンなど、歴史上の偉人たちがいかにして嫉妬し、またされたのかを分かりやすく秀逸に描かれています。
最後を飾るのは誰にも嫉妬されなかった偉人「保科正之」についてなのですが。
ここに書かれていたことがとっても心に刺さりました。
「ときには勇気をもって己を語らなくてはならない。自らを卑しめないことで、かえって他人の嫉みを卑しめ、ねたみを克服してしまう」人物だったそうです。
これは、金言だなと個人的に思いました。

・長野まゆみ著「メルカトル」
…地図の図書館で働く青年・リュスと、彼を取り巻く人々と出会いのお話です。
往年の人気女優から得たいの知れない女警察官、無愛想な少女、家具の詰め物を食べてしまう美少年と、とにかくキャラクターたちが濃い!
私は「白い羊」のときも思ったのですが、どこか人間関係の外に自分を置いてしまう主人公が、少しずつ人の輪に溶け込んでゆく話が大好きなんだなーと。
あと、リュスの作る卵プディングが凄く美味しそう。めっちゃ食べたくなります。
家族を持たない孤児であるリュスが、少しずつ人に、自分に、人生に馴染んでゆく様子が愛おしい気持ちにさせる1冊。
長野作品は暗いお話も好きだけど、こういうのも良いなあ…と改めて思いました。
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