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高橋葉介先生サイン会&ソール・ライター展に行ってきました

お久しぶりです。生きていました。
どんどんブログを書かなくなっていて、個人的にアカーン!となっています。
仕事と私生活の修羅場は抜けましたがまだまだ諸々ある感じで。
でも、最近不思議なくらい「幸せだなー」と思う瞬間が増えていたりもして。
自分の身に何が起こっているのか、これから何が起こるのか。
そんなことを考えてちょっぴりワクワクしていますウヒヒ(゚∀゚)

近況ですが、連休初日に高橋葉介先生のサイン会に行ってきました!
多分何度か話題に出していると思うのですが、私はこの方の作品がほんっとうに大好きで。
代表作である「夢幻紳士」シリーズは勿論、「顔のない女」とか「学校怪談」とか。
何でこんな好きなのか苦しくなるくらい好きで好きで堪らない感じです。

ちょっと前に「人生の100のリスト」の話に触れたような気がするのですが。
リストを作る中で、自分が会ってみたい人の筆頭が高橋葉介先生でした。
ファン仲間とお喋りするたび、ずっと「どんな人なんだろう」って話をしていて。
リストを作っているとき「死ぬまでに会って大好きだって伝えたい!!!!!」と思いまして。
調べたら、すっごい近くでやっていたんですよサイン会。運命だなって思いました。
リスト作るの本当に良い。思ったより夢って、近くにあるもんなんだなって思った。

サイン会は大盛況だったけれど、整理券式だったので割とスムーズで。
何よりファンの皆さんのマナーがすごくきちっとしていた。
特に列整理とかされてないのに、皆黙って並んで待っているっていう。
しかもサイン会の内容がまた豪華!サインだけじゃなく、葉介先生とお写真&握手つき!!!
私は緊張と興奮でひっくり返りそうだったんですけど、「大好きです!」は伝えられました。

サイン会では、ほっこりエピも2つくらいありました。
1つは、サイン会用の単行本を買うためにレジに並んでいたときのこと。
サイン会は2部制で、私と同行した友人は2時の回だったんだけど、私たちの後ろに並んでいた若い女の子たち2人がどうも12時45分からの回だったようで。
「どうしよう間に合うかな」って言っているのを見て、友人と2人、順番を変わってあげました。
そのときは普通に「間に合わないと可哀想&私たちは2時からだし余裕だから」って気持ちからだったんですけど。
(あと「若い子にもファンがいるんだなあ嬉しい。高橋葉介ファンは皆兄弟!助け合わねば!」みたいな気持ちもあり。欲をいえば友達になりたかったぞ!)
その後、2時の回のためにブックタワーの9階に行って並んでたら、その女の子たちも9階にいて。
「あれ?もしや2時の回にも参加なのかな?」と思ってたら、私たちに気づいて近づいてきて。
「さっきはありがとうございました!」って。わ、わざわざそのために来てくれたのか!と。
全然大したことしてないのに。律儀で礼儀正しい、良い子たちだなって感動しました。
(そして友人と「やっぱ葉介ファンに悪い人はいないんだね」という結論に落ち着く)
大好きな作品の見知らぬファン仲間に幸せな気持ちにさせられました。
やっぱり葉介先生は作品もファンも最高やで。

あと、もう1個は書泉ブックセンターの店員さん。
サインをいただいた後、スタッフさんとして参加されていた女性の方と少しお話して。
「大っ好きなんです」と言ったら「分かります!!!!!!」と。な、仲間!!!!!!!!
しかも「大好き過ぎてサイン会お願いしちゃったんです」と。

あ、貴方が神かーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!

「あああああああありがとうございます!」しか出てこなかったですよね。もう。
思えば葉介先生って、最近まであんまりそういうことしてなかったんですよね。
だから今回のサイン会も「葉介先生最近アクティブだな」って感じだったんですけれど。
今回のこの素晴らしいサイン会も、一人の葉介ファン仲間のあっつい気持ちが実現させたんだなあと。
この世界って素晴らしい。店員さん、ありがとうございました!

何か、同じものを好きな人たちが素敵であることが嬉しくてたまらなかったです。
結論=高橋葉介ファンにはやっぱり悪い人はいない&むしろ皆とっても素敵!
私も葉介ファンに恥じない、素敵な人になるぞって思いました。えへへ。

サイン会の後にはソール・ライター展に行ってきました。
同行した友人がカメラマン&告知見て「面白そうだな」っていう軽い気持ちからだったんですけど。
結論をいうと、ものすごく良かった。一見の価値ありです。
ソール・ライターはNYで活動していたカメラマンなのですけれど。
何だろう、その作品もさることながら、生き方や創作の姿勢もすごくすごく格好良くて。
彼は60年間、ファッションプレスのカメラマンとして働く傍ら自分の暮らす街を撮り続けたという人なのだそうです。
名前が知られるようになってからも愛する人と暮らす街を撮り続け、そこから本人も意図せず写真を芸術へと押し上げ、カラー写真のパイオニアになったというNYの伝説。
会場で紹介されていた彼の言葉で私が素敵だなあと思ったものを1つ、紹介しておきますね。

「神秘的なことは馴染み深い場所で起きると思っている。
なにも、世界の裏側まで行く必要はないんだ」

ソール・ライター展で私が感じたのは、自分は自分で、このまま地道に努力していこうってことでした。
最近でもないけど、書くことに対して焦りや諦めみたいなものがちょっとあって。
自分は地道に努力するくらいしか能がないけど、それも何となく無駄なんじゃないか。
自分にはありきたりなものしか書けないし、個性なんてものも芽生えず、そのうち義理で読んでくれる人すら消えて、ぼっちになるんじゃないかなあ…とか。
結局自己満足でしかないし、自分では面白いと思うけど周りからしたらそうでもないような気がす。何か恥ずかしいし、馬鹿みたいだし、かっこ悪いのかもしれない。
そんな風に考えてクサクサしていたのです。まあ、色々あったのもあるしね。

でも、ソール・ライターの作品を見て、言葉を聞くと、それ全然悪くないじゃんって思えた。
だって、結局じゃあ書くのやめるかって、書くんだもん。
自分で面白いと思えるのって幸せじゃん。
誰も読まないなんてないじゃん。だって絶対自分が読むもの。
一人で書いて一人で読む。そういう活動、ありなんだなって。

見せるためじゃなく、売るためでもなく、作品展のためでもなく、ただ撮りたいから撮り続け、現像すらしなかったフィルムを沢山残してこの世を去ったソール・ライター。
今、彼の子孫が運営する財団はその膨大なフィルムの山を宝島として、日夜そこから作品を世に出しているそうです。
功績以上に生き様がレジェンド。そしてそういう創作活動があってもいいんだなって。
そんな風に思いました。
(無論私と彼では比べたら失礼通り越して失笑ものだっていうのは分かっていますアヒィ)
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