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次の個人誌のこと&最近読んだ本の話

こんにちは。少し間が空きました。
最近、ちょっとTwitterの使い方を変えてみました。
公式ではないクライアントにしてみたのですが、これがイマイチ使い方が分からなくて。
前ほどチェックせず、好きなときに呟くだけ&自分からのリプ以外反応が鈍い感じです。
でも見辛いくらいがちょうど良いのかもしれないなーと思わないでもなく。
元々ネットのあれこれに、たまに強烈にメンタルやられることがあるものですから。
これを機に、快適につきあう方法をまた模索し直せたらいいなあ、と。

映画生活は相変わらずです。
ただ、忙しい週には借りてきた5本のうち1本しか見られない、なんてこともアリ。
その辺は縁かなって考えてます。
最近見て個人的に好きだったのは「ひつじ村の兄弟」かなあ。
これはアイスランドの映画です。
長年仲の悪い羊飼いの兄弟が、ある事件を機に再び手を取り合うという物語で。
とにかく、まず映像と音楽が美しいです。
アイスランド原種の羊たちも、ちょっとワイルドで可愛いし。
あと、日常のちょっとした事件と、それに翻弄される人たちの描写がすごく素敵で。
私は映画の出来の善し悪しは分からないけれど、個人的に好きだなと思いました。
最近気づいたのですが、もしかしたら北欧の映画が結構好きなのかもしれません。
ちょっとしばらく、あれこれ北欧映画を漁ってみようと思っています。

次の個人誌の話を少しだけ。
完遂できるか分からないけれど、3月は2冊新たに作ろうと思います。
10月に出せなかった分を合わせると新刊は3冊、という。わはは。苦笑
1つは宵羽を改題&加筆したものになります。大幅に内容は変わると思います。
もう1つは短編集です。ウェブ掲載済のもの&書きためてきたものを入れます。
すでに2冊とも挿画をお願いしています。今からとても楽しみです。
1人でも多くの人に読んでもらえるよう本文も頑張ります。
なので次の本もどうぞ、よろしくお願いいたします。

追記にて最近読んだ本の話など。
・鈴木董著「オスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい専制」」
・・・最近ちょっとオスマン帝国に興味があって、名著と聞いて読んでみました。
オスマントルコの誕生から衰退までを描いた本なのですが流れが非常に分かりやすく。
かつ、要所要所でイスラムの豆知識やトルコの豆知識が盛りだくさん。
特に興味深かったのが、トルコの奴隷制度や異教徒への政策に関する記述。
そして奴隷出身の高官が多い宮廷のしくみなど、非常に面白かったです。
著者も前書きで書いていたのですが、私たちのイメージというのは、トルコの外から見た当時のヨーロッパが作り上げたものに大分支配されているのだなあと。
イスラム世界というと、個人的に閉鎖的で排他的なイメージがすごくあったのですが。
トルコだけでなくイスラム世界へのイメージが大きく変わる1冊です。面白かったです!

・松本清張著「大奥婦女記」
・・・「松本清張って歴史小説も書いていたのか!」という驚きから手に取った1冊。
春日局から始まり、水野忠邦失脚に関わる大奥の陰謀までを扱っています。
メインは綱吉の時代が多いです。
大奥がいかにして絢爛たる世界になったのか。
あるいはいかにして表の世界を操る力を手に入れたのか。
そういったことが分かりやすく、かつとても面白く描かれています。
個人的に好きだったのは「米の値段」かな。
これは、大奥の協力を得て表の政治の不正を暴くお話なのですが。
「遠山の金さん」や「暴れん坊将軍」的な痛快さがあります。面白かったです。

・江森備著「ブルークリスタル 公爵ドラキュラ」上下巻
・・・私説三国志「天の華 地の風」で有名な著者の書き下ろし歴史ファンタジーです。
実はこれ、通販サイトで下巻のレビューが酷評と絶賛に分かれていまして。
そこが気になって読んでみました。結論をいうと私は結構好きだなと思いました。
「串刺し公」ヴラド・ドラキュラ公爵のトルコ時代~歴史上の死までが描かれています。
江森作品なのでヴラドは絶世の美男であり、それ故に色々と性的に酷い目に遭いますが。
その中で、愛した女性と家族、祖国を守るために奔走し、戦う姿が私は好きです。
あと色々な国や君主が登場するのですが、それが分かりやすくてドラマティックで。
これだけ膨大な知識が詰め込まれている物語なのに、どんどん読み進められました。
個人的に、メフメト2世がご都合主義なキャラにされていた気もするのですが。
でも、酷評されていたシチリアの章も、私は割とロマンティックで好きだなと思います。
小説として面白いし、歴史大河ロマンを書きたい人には良い指標になる気がします。
好きな本でした。シーザーの本も読んでみようかな。
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