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スペースいただけました&ラジオの話

こんばんは。もうすぐ9月が終わってしまいますね。
今年も残すところ3ヶ月だなんて、ビックリしてしまいます。何て早さだ!

まずお知らせから。
11月23日のコミティア122、スペースを無事いただけたみたいです。
秋のコミティアとしては過去最大規模だとか。今からちょっとドキドキしています。
コミティアには2年くらい前に参加して、その時は4冊か5冊しか売れなかったのですけれど。
今回はもう少し、手にとっていただけたらいいなあと思っています。
頒布物の詳細はもう少しイベントが近づいたら載せますが、おおむね初稿はあがりました。
(4本収録を予定していましたが、3本に絞ることにしました)
これから1ヶ月かけて推敲と装丁を頑張ります。
いつも思っていることですが、最新作を自分史上最高にするつもりです。
当日もし会場に来られる方は、どうぞスペースを覗いていただけたらと思います。

話は変わりますが、最近?でもないけれどドキュメンタリー映画とラジオドラマに嵌まっていまして、毎日どちらかを何かしら摂取しています。
今日は「ベニシアさん家の四季の庭」を見ていました。
美しい四季折々の映像が満載なので、癒やされたいときにぴったりの1本。
先日見た「ドラゴン」と一緒に円盤買ってしまおうかな。

ラジオドラマはというと、これはもっぱらNHKのラジオで聞いています。
少し前に並木陽さんの「斜陽の国のルスダン」がドラマ化され、原作が好きだったのもあり初めてラジオドラマというものを聞いたのですが、これがすっごく良かったのです。
私は通勤で大体片道30分~40分くらい車を運転しているのですが、電車やバスと違って、自家用車での通勤は移動時間に本が読めないことが残念だなーと思っていました。なので、ラジオドラマはそんな悩みにズバンとフィットしたというわけです。
今までに「斜陽の国のルスダン」「また、桜の国で」「金魚姫」を聞きました。今は現在再放送中の「僕たちの宇宙船」に嵌まっています。これもすごく面白い。
調べたら大好きな「帝冠の恋」や「空色勾玉」もドラマ化されていた模様。うー!これは聞きたかった!!!!!!!!!
去年まで全然聞いたこともなかったラジオドラマが、今はこうして毎日の楽しみになっているのですから全く以てこの世は不思議にハッピーです。

週末は秋庭に遊びに行こうと思っています。
前日が従兄弟の結婚式なのでちょっと弾丸気味ですが、年に2回のことなのでね!
ちょっと無理してでも行くつもりですウフフ。
いっぱい本を買ってきたいです。楽しみだなあ…(≧∀≦*)
あと、他にもちょっと動かそうとしているものが幾つかあります。
それも合わせて、ぼちぼち告知してゆきますね。
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近況報告&最近考えたこと

こんばんは。少しだけ間が空きました。
ブログを書いていないときは「アレ書こう」「これ書こう」ってよく記事の内容を妄想するのですけれど、間が空きすぎてしまうと書こうとしていたことを忘れるようになりました。
近況を少しだけ報告すると、最近はそこそこ調子がよくて、ズンズンお話を書いています。
基本的にいつも作品はウェブから本って感じだったのですが、11月の本はほとんどが初出を同人誌にするので、読んだ人はどうかなあって少し不安だったり楽しみだったり。
4本掲載する内の3本が初稿を上げまして、今はラスト1本をコツコツ書いています。
どれも自分の中ではいつか書いてみたかったものなので、お手にとっていただいた人に1つでも好きなお話があればいいなって思います。

最近、少しずつ自分でも自分の作品の話を上手くできるようになりたいなって思っています。
前はそういうのが恥ずかしい&話してもあんまり興味なさそうな反応をされたりしたことが重なって、どんどんそういうことについて口が重くなっていってしまったのですが(そういう話をしようとすると、喉の奥にお餅でも詰まったような気持ちになってしまう)。
でも文章だったら読みたい人しか読まないし、それならいいやって思えるようになってきて。
そういう話をちょっとずつ、10月くらいからブログに書いていこうかなって思っています。
いや、書けるか分かんないですけど。書けたら書きます。

サンシャワー展&秋ティア申し込みました

こんにちは。少し間が空きました。
9月は粛々と原稿を書いて、ジムに通っております。
ジムには通い始めて三ヶ月なのですが、お腹の辺りに筋肉がついてきました!
継続は力なりって奴だなあ…としみじみ感じていたりいなかったり。
これが小説の方にも出たらいいなと思っています。うむむむ。
原稿の方もおおむね順調です。あと2万字くらいで脱稿の予定です。
個人的に今考えているのは、それに加えて自分の好きなサイボーグとかロボットとかそういうものが出てくる作品についてちょこっとショートエッセイみたいなものを書いて一緒に載せたいなーと思ったりしています。が、これ需要あるかなっていう不安があったり。
小冊子とかにした方がいいのかなあ…無配の。そんで挟む。
まだまだ自分の書くものに腹筋ほど自信を持つことは難しいみたいです。

そういえば書き忘れていたのですが、先月末にサンシャワー展に行きました。
とりあえず新美の方だけです。森美の方は時間がなくて。汗
サンシャワー展は東南アジアの現代美術がテーマだったのですが、よく分からないけど面白いっていう感じでした。何だろう、すごく土着のエネルギーを感じる作品がいっぱい!
私は東南アジア史に余り詳しいとはいえないのですが、東南アジアはそのほとんどが西欧列強の植民地支配を経験し、民族のアイデンティティが幾度となく危険にさらされてきた土地なんですよね。
だからなのか「私とは何者か」「我々とは誰か」みたいな疑問を投げかけてくるようなテーマが多かったように感じます。
あとは、やっぱり南国特有の生命のパワーというか、根源的な陽のエネルギーというのかな。
これは多分ラテンアメリカ文学の底流に流れているモノに近いかもしれません。

現代美術というのは私みたいなど素人にとって、一見すると難解に思えるのですけれど。
最近は「見て、分からない、ということを知る」のも大事だって思っています。
分からなくても感じることはできるし、感じたことなら言葉にできる。
そういうセンサーや言語野を今後は少しずつ育ててゆくのがとりあえずの目標です。

そういえば、この間無事に秋ティアに申し込んできました。
抽選になるかどうかは分からないけど、スペースがもらえたら新刊を持ってゆきます。
初版をまた少し、前作より増やして刷るつもりです。
来年の2月のティア、3月の庭くらいまで頒布するのが目標です。

 

サークルカットはこんな感じです。鯨の名前はミカ1号!
当日はどうぞ遊びに来ていただけたら嬉しいです(≧∀≦*)

ジャコメッティ展他&今後のあれこれ

こんばんは。少しだけ間が空きました。
最近少しだけ、プライベートがゴタゴタしています。うおおお…!
それでも合間合間に楽しみを見つけたり、原稿も書いています。
このまま頑張って完成まで完走できれば良いなあ。そう思います。

そういえば、先日は国立新美に2度行ってきました。
目的はジャコメッティ展とサンシャワー展です。
私はあまり美術に詳しいわけではないのですけれど、国立新美が大好きで、ちょっと面白そうだなと思うと軽率に見にいくのですが、ジャコメッティ展は率直にいって大変素晴らしかったです。以下、ジャコメッティ展で考えたこととか。ちょっと長いです。

アルベルト・ジャコメッティの作品の特徴はその異常なまでの「細さ」だと思うのですが。
これ、解説を聞いてじっくり見てみると凄いのです。
ジャコメッティは「見たままに描く」ということを生涯探求し続けた芸術家で、つまりあの造形は彼が見ていた姿だということなんですよね。でも、無論モデルがあんなに痩せ形だった訳ではない。
じゃあ彼は一体、何を見ていたのか?

私なりに感じたことなので、多分全然正解とかではないのですけれど。
ジャコメッティの作品って、確かに物凄く細くて、表面が波打っていて、印象としては何が何だか分からなそうって感じがするんですよね。でも全然違う。実物は全然違うのです。
ジャコメッティの作品は、極限まで余計なものをそぎ落とした結果、そのものの本質だけを残した姿だという解説だったのですが、確かにそうなのです。あんなに細くてデッコボコだけど、見ればすぐにそれが何なのか分かる。若い女だとか、あるいは歩く男だとか、見て、本当に直感的に伝わってくるのです。たとえば「犬」という作品があったのですが、これは一目で犬と分かるだけではなく、どこか飢えていてひもじい、疲れた犬だということまで伝わってくる。
細くて、極限までそぎ落とされているのに、「歩く男」「すれ違う男たち」は今まで歩いていて、これからどこかに行こうとしていて、そのほんの一瞬の姿なんだっていうことが分かる。
これが、正にジャコメッティの「見たままに描く」なのかなって思いました。一瞬の姿を見ているから、全体を詳細には見えない。その一瞬、目が捕らえられた最小単位の物体の印象を刻みつけたものなのではないかなあ、なんて。私はど素人だし、ジャコメッティは全く詳しくないので、音声ガイドと目で見たものからのあくまで推測なのですが。

意外なことなのですが、ジャコメッティの作品に関する解釈を理解するのに役だった本の一つが山我雅一著「AIの衝撃 人工知能は人類の敵か」でした。この本は人工知能という存在を通して、人類の精神性、創造性にまで言及しているのですが、その一部の解説がジャコメッティの作品=実存主義という解説への理解にとても役立ちました。
こうして別々に触れたはずの知識や体験がある日突然、千で繋がる感覚、ものすっごい気持ちよくてクセになりそうです。またこういうユリイカ!ってなる体験したいな。

そーいえばまだ予定としか言えませんが、11月のコミティアに参加申し込みをします。
ものすごく久しぶりに新刊を出します。多分1年半ぶりくらいになるのかな。わーお!!!
まだ原稿中ですが「A.I.LAND(アイランド)」というSFちっくBLです。
色々な時代の、色々なヒューマノイドと人間が愛し合うハッピーな物語を4本入れます。
私の過去の作品でいうと「スプートニク・サマー」系のホワイトレーベルな一冊です。
参加が確定したらまた告知を出しますので、その際はよろしくお願いいたします。

演劇祭に行きました&「斜陽の国のルスダン」ラジオ感想

こんばんは。もうすぐ8月が終わってしまいますね。
楽しかったコミティア&蚤の市からもう1週間経ってしまうなんて…おおお。
コミティアでの戦利品は、あれから少しずつ少しずつ堪能しています。
作者さんに感想を送りたいなと思いつつ、何とか匿名で出来ないか試行錯誤する日々。
特にお相手が絵描きさんの場合、自分が字書きなのでつい気が引けてしまって。汗
何とか上手くお伝えする方法をジワジワ探していこうと思うます。
ちょっと時間が空いてしまうけれど、お手紙かなーやっぱり。うむむむ。

そういえば、日曜日には地元の演劇フェスに行ってきました。
演目は、唐十郎の「ジャガーの眼」です。
妹と一緒に行ったのですが、感想は…すっごく難しかった!!!!!!!!!汗
何だろう、私に全然演劇の知識がないせいだとは思うのですが。
2時間の上演時間中、理解できるところがほとんどなくてストーリーがよく分からず。汗
何となく掴めるところはあったけれど、楽しめたというよりはずっと悩んでました。
うーん、何かすごく勿体ない。時間やお金じゃなくて自分の無知さが。

以前ピカソに関してだったと思うんですけれど。
「芸術を楽しめないのはそれが粗悪だからではなく自分が無知だからだ」っていう言葉を聞いたことがありました。今それをすごく思い返しています。唐十郎の「ジャガーの眼」はアングラ演劇ではとても有名な作品で、ネットで調べたら熱烈なファンも沢山いるんですよね。汗
そういう人たちの感想や解説、考察サイトを幾つか見つけて読んでみて、ようやくちょっと分かったって感じで…もっと勉強しないといけないなって思いました。
最近、いっぱい本読んでるからって自惚れていたなあ…っていう自戒もあり。
色んな意味ですごく勉強になったなって思います。
ちょっとしばらく、まず簡単なものからでもいいから演劇勉強しよう。

追記にて、NHKのラジオドラマ「斜陽の国のルスダン」に関するあれこれ。
このお話すごく原作が好きで、ようやく今日全部聴けたのでした。
ラストとか他にも色々ネタバレしてる&超好き勝手書いているので大丈夫な人だけどうぞ。